人類全体にとって普遍的価値がある遺産をユネスコが「世界遺産一覧表」に登録した文化財!
世界遺産、石窟庵(ソックラム)と仏国寺(ブルクッサ)は8世紀の統一新羅時代につくられた古代仏教遺跡です。石窟庵は仏像を祀った石窟であり、仏国寺は寺院建築であります。
二つの遺産は慶州市の南東にある吐含山に位置し、若干の距離を置いています。二つの遺産は8世紀後半に同じ人物が計画して造営し、同じ時期に完工されました。この2つの遺跡は新羅時代の人々の創造性豊かな芸術的センスが窺えるもので、中でも石窟庵の彫刻像や仏国寺の石造りの基壇および2基の石塔は、北東アジアの古代仏教芸術の傑作のひとつと評価されています。
石窟庵は、新羅千年の歴史と息遣いがこもた石窟庵は、統一新羅の文化と科学、宗教的な情熱の結晶体であり、国宝の中でも最上なものとして見なされる文化財。
石窟庵は花崗岩を積み上げてドームの型に築いてからその上に土を覆いかぶせ、まるで洞窟のように見えるように建てられた石窟寺院であります。構えは、前室の四角い空間と丸型の主室に分けられており、主室には本尊仏である釈迦如来坐像と共に菩薩像と十大弟子像が安置されてあり、前室には仁王像と四天王像などが彫刻されています。一つのお寺を圧縮した形となって、寺刹建築が持つ格式を取り揃え、一つの仏国浄土を成し遂げたのであります。
[➔ 「石窟庵」の詳細ページ ]
❏ 住所:慶尚北道 慶州市 石窟路238(경상북도 경주시 석굴로 238)
❏ 電話:(054)746-9933
仏国寺は、人工的に築かれた石造の基壇の上に建てられた木造建築で、古代仏教建築の真髄を示しています。
特に石造の基壇および二つの石塔は北東アジアの古代仏教芸術の最高傑作の一つに数えられます。仏国寺は新羅の理想郷である仏国土を実体化するために造られた建築物で、1592年の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)により木造建築はすべて焼失してしまいましたが、幸いにも石段、石橋、石塔、灯篭、青銅の仏像は無事でした。
今日見られる仏国寺の建築物は、1969年から1973年の間に行われた復旧作業で部分的に再建されたものです。
[➔ 「仏国寺」の詳細ページ ]
❏ 住所:慶尚北道 慶州市 仏国路385 ( 進硯洞 15-1)
❏ 電話:(054)746-9913
KRW 128,000~
KRW 140,000~
KRW 238,000~